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「蝶好きオジサン」が教室 子供に蝶の育て方指南

社会

掲載号:2017年7月20日号

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自作の標本を手に魅力を語る林田さん
自作の標本を手に魅力を語る林田さん

幼虫の餌もらいに高齢者との交流も

 夏休みを迎えた子供たちに自然と触れ合うきっかけにしてもらおうと、花水公民館で7月23日、アゲハ蝶の育て方講座が催される。教鞭を振るうのは松風町に住む「蝶好きオジサン」こと林田雅之さん(64)。蝶で地域を結ぶユニークな取り組みを追った。

 2回目の開催となる「地域のオジサンからアゲハ蝶の育て方を教えてもらおう!」は、蝶と蛾の違いや蝶の種類、成長の様子、卵から羽化するまでの育て方を子供たちに教える。終了後は、アゲハやクロアゲハ、アオスジアゲハの幼虫をプレゼントし、成長を観察してもらう。

 指導する「蝶好きオジサン」こと林田さんは、小学4年生の頃から昆虫採集を始めた。中学生の時は神奈川昆虫談話会に所属。就職後もエンジニアとして仕事に励みながら、旅行やゴルフの際は虫網を懐に忍ばせ、各地で昆虫を追いかけた。

 昆虫の中でもとりわけ蝶に惹かれたのは、マレーシアへの転勤がきっかけだった。2007年から約6年半滞在する中で、ジャングルをひらひらと優雅に舞ったり、ツバメかと思わせるくらい俊敏に飛び交ったりする姿に魅了された。現地で採集した約220種類の中でも一番の自慢は、緑・黒・赤の派手な見目形と悠然と宙に浮かぶ姿が特徴のマレーシアの国蝶・ラジャブルック。毎週末スポットに繰り出し、出没時間や生態、ルートを約3年にわたり研究した。「最初は手探りだったが、調べるうちに段々と出会えるようになってくる」。帰国3日前、これで最後と綿密な計画を立ててジャングルに飛び込み、ついに念願を果たした。

 林田さんは現在、株式会社研進で「いのちの森づくり」プロジェクトに携わる。進和学園の福祉施設でドングリのポット苗木を育て、周辺学校への植樹に取り組んでいる。苗木には、アゲハの幼虫がよくつく。「葉を食べてしまうとはいえ、殺すのはかわいそう」と頭をひねらせた林田さんは、蝶の育て方講座を開き、地域の子供たちにプレゼントすることをひらめいた。

 子供たちが幼虫を育てるにあたり、幼虫の餌(えさ)となるレモンや夏ミカンなどの柑橘系の木を庭に持つ世帯も紹介する。地域の高齢者宅を子供たちが訪れることで、世代間交流の機会を創出してもらう意図もある。「昨年参加した子から『今年も幼虫を育てています』とメールを頂いたり、高齢者の方からは『どんな子が来るか心待ちにしている』との声を聞いたりと、想像以上の反応があってうれしい」とほほえむ林田さん。「蝶を媒介にして地域をつなげたい」と話し、地域づくりにも貢献していくつもりだ。

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