「世界とつながるダンス教室」を開校した 中込 孝規さん 高浜台在住 29歳
ダンスで紡ぐ世界の架け橋
○…「人種や年齢問わず、みんなが楽しめる空間を作れる。ダンスは自分にとって、コミュニケーションツールの一つなんです」。サラリーマンを経験後、各国の子供たちにダンスを教えながら世界一周を敢行。フィリピンやインド、アフリカなど1年半で18カ国・57都市を訪れ、1万人以上の子供たちを指導してきた。帰国後は「ダンスで国や言語を超えて友達になれる社会を作りたい」と、講演会や体験イベントを開催。日本と世界を繋ぐパイプ役として、国内外を駆け巡る。
○…大学では全国大会で優勝する実力がありながら、テクニックの良し悪しで勝負することに馴染めなかった。「踊りは好きだったけど、当時は周囲のレベルの高さに自信が持てなくて。子供たちにダンスを教えている時間が一番楽しかった」。転機はサラリーマン3年目のこと。とある交流会で出会った人の後押しで催したダンスレッスンが大成功だった。「やればできることに気づいたんです」。かつての夢だった『世界一周の旅』も、今ならできるはず――。期待と好奇心を胸に2014年4月、世界への挑戦が始まった。
○…バーを経営する日本人や小学校の先生、著名なダンサー…。旅路では多くの人に出会い、紹介を受けてダンスを教えてきた。中でもアフリカ・マラウイでは、当日限りのダンスフェスティバルを開催してもらったことも。「2千人近くの子供たちと一緒に踊りました。ダンスが持つ力に改めて気づいた日でしたね」
○…友人が住む平塚にやってきたのは2年前。今年6月には、市内高浜台でダンス教室を開校した。レッスンに加え、月1回のペースで自らが訪れた世界各地の子供たちと、インターネット中継でダンス交流も行う。「ダンスは言葉や文化に関係なく自分の素を出せる。互いの個性を認め、コミュニケーションが取れる喜びを伝えたい」。急がず、ゆっくりと。そう願い、子供たちと向き合っていく。
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