平塚市内で熱中症による救急搬送件数が増加している。市消防本部救急課によると、5月1日から7月31日時点で35件出動し、36人が救急搬送された。昨年同時期は29人だった。市消防本部では、「喉が渇く前にこまめな水分補給を心がけてください」と呼びかけている。
救急搬送件数は気温が上昇した7月中旬から増えはじめ、平塚市内で29・4度を記録した7月24日には1日あたり5人が搬送されている。年齢別に見ると、教育機関や体育館などで発症したとして、18歳未満の13人が最も多く、18歳〜40歳は5人、40歳〜65歳は9人、65歳以上の高齢者は9人だった。
熱中症の初期症状としては、めまいや吐き気、手足の痺れなどがあり、症状が悪化すると汗が出なくなり、血圧低下や意識障害を招く恐れがある。直射日光に晒される屋外では「身体を締め付けない服装や帽子の着用、風通しの良い場所で適度な休憩を」と呼びかける一方で、室内においても危険性は高いことから、「室温が28度を超えないようチェックを」と話している。
例年、残暑が長引く傾向にあることから10月まで引き続き注意が必要として、市消防本部では「栄養バランスの良い食事と、しっかりした睡眠の確保などで体調管理を心がけてほしい」と注意を呼び掛けている。
|
<PR>
平塚版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>