首位と最下位の対決となった第30節。湘南サポーターが歓喜する瞬間までは1分とかからなかった。
湘南ボールでキックオフしてから30秒。テンポよく敵陣深くに侵入し、藤田征也のクロスからジネイがシュート。これが相手GKのミスを誘いオウンゴールに。思わぬ形で先制点が舞い込んだ。
勢いはさらに続く。湘南は、山田直輝がペナルティーエリア外のやや右側で相手パスをカット。流れるようなパス交換で再びボールを受けた山田は、地を這うような低い弾道のミドルシュートを放つ。これが見事にネットに突き刺さり、試合が始まってわずか12分で湘南が2点目を奪取する。
その後は群馬がボールを持つ場面が増えるが、3戦連続無失点中の鉄壁の守備陣が、相手に決定的な場面を作らせない。攻撃面では久々の先発となった藤田征が起用に応えるように右サイドで躍動、フリーキックでもチャンスを作るなどして活躍した。
試合は、終始湘南が盤石の試合運びで勝利し、4試合連続無失点を達成した。2位アビスパ福岡、3位名古屋グランパスが足踏みする中、勝ち点も63となり2位との差は7に開いている。
次節(9月2日)は、名古屋に勝利し上位進出に勢いづく横浜FCをホームに迎える神奈川ダービー。湘南は累積警告でDF島村毅とMF齊藤未月を欠くが、代わりにチャンスをつかむであろう選手たちの活躍に期待したい。当日は18年ぶりにスポンサー契約を結んだ(株)フジタの社名を冠した「フジタスペシャルデー」として開催される。
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