「防災の日」に合わせて災害時の備えを知っておこうと、南原小学校(林正人校長)で1日、災害時食糧の「缶詰パン」を全校児童が試食した。
缶詰パンは乾パンと異なり、パンケーキ風の保存用パン。同校は今年度、創立45周年を迎え、周年事業の一環としてPTAが5年半保存可能な缶詰パンと7年保存できるペットボトル飲料水を購入。非常時には児童一人あたりに、缶詰パン1缶と飲料水2本を配布するとして、全校児童270人分の非常食の備蓄を開始した。毎年1学年分ずつ更新していくという。
市内の小学校は震度5以上の地震発生時に、保護者による児童引き取りが決められており、同校では交通網の寸断などで引き取り困難な場合を想定。保護者の不安解消にも繋がるとして、今年4月のPTA本部会で災害時食糧の備蓄を決めた。
試食した勝又陵瑛くん(11)は、「オレンジ味で美味しかった。ふっくらしていて1つでお腹いっぱいになった。色々な味があったら良いのに」と話していた。
また当日は、県内一斉防災訓練「かながわシェイクアウト」に参加。強い揺れが60秒以上続いたと想定し、素早く防災頭巾を被って机の下で頭を守る行動や津波の恐れもあるとして高い場所への避難を学んだ。
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