市は駅前の魅力向上のため地下道をアートで彩る「平塚地下道ミュージアム」を開設する。平塚まちなか美術館に参加したアーティストが作品を手がけ、作業は29日まで続く予定。展示作品の解説やライブペイントも披露される落成式は11月3日(金)にラスカ平塚前で実施する。午後1時〜4時。
平塚まちなか美術館は、昨年7月に、明石町の工事現場のフェンスをキャンバスに見立て、壁画を施したもの。商店会から壁画制作の依頼を受けたギャラリークーカ(明石町)が1761studio(袖ヶ浜)やライブペイントユニットENOWAなどの平塚、湘南地域ゆかりのアーティストに声をかけ実現した。今回は「手をつなぎたくなる街」をスローガンにまちづくりに取り組む市シティプロモーション担当から依頼を受け、17人のアーティストが参加した。
平塚出身で、湘南平やビーチパークでも作品を描いているオノルイーゼさんは「老若男女通る地下道なので、いつ見ても心が和むようにしたいと思いました」と、暖色のグラデーションが目を引くアネモネをしなやかな曲線で表現。陽が差し込まない地下道に、存在感たっぷりの花を咲かせた。
アーティストの作業風景が見られるのもパブリックアートの見どころのひとつだ。養生テープを張ったり、スプレーを使ってグラデーションを描いたりする作業に道行く人が足を止める中、市内在住の画家、大和田いずみさんはペイントの道具としてボクシンググローブを用意。「筆で描こうとするとどうしてもコントロールしてしまう。偶然の産物に出会いたくて使ってみました」と絵の具をつけたグローブをはめ、キャンバスを叩いた。
ミュージアムは市民の反響や作品の劣化状況を考慮しながら3年間ほどの展示を予定している。
問い合わせは同担当【電話】0463・21・8556へ。
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