県内有数のイチゴ産地である平塚市で、今月から摘み取り体験のシーズンが始まる。市内の各農園では、丸々と赤く実りはじめた果実を味わってもらおうと、さまざまな品種のイチゴの手入れ作業が本格化している。
JA湘南によると、市内では11軒の農家がイチゴ狩り体験を実施。「さちのか」や「とちおとめ」など人気の品種が楽しめると市外から訪れる来場者も多い。また、イチゴはJA湘南あさつゆ広場(寺田縄)などでも販売され、高い鮮度で根強い人気を集めている。
「昨夏の長雨や昨冬の寒暖差が心配だったが、きれいな赤色の実を付けてくれました」と話すのは、JA湘南いちご部会長の石塚宣吉さん(52)だ。市内寺田縄にある石塚さんの農園では、約400坪のビニールハウスで「とちおとめ」「おいCベリー」「紅ほっぺ」などの品種を生産。同園では5日から始まる摘み取り体験に向け、年間を通してダニなどの害虫対策や減農栽培に注力してきた。「そのままでも安心して食べてもらえるよう、衛生管理には特に注意しています」と石塚さんは説明する。
今後は「湘南イチゴ」のブランド化を図り、販路拡大にも意欲を見せる石塚さん。「地場のイチゴは完熟状態で甘さ・色づきのバランスの良さが特徴。新鮮で旬なイチゴを味わってほしい」と話していた。
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