市在宅医療・介護連携支援センター主催の「これからの医療と介護を考える」と題する人材育成セミナーが3日、八重咲町の平塚プレジールであり、医療・介護関係者ら250人が参加した。6回目の今回は初めて市民も対象に開かれた。
団塊世代が75歳以上の後期高齢者となるいわゆる「2025年問題」に向き合い、これからの高齢者支援のあり方を考えようと企画されたもの。第一部では平塚共済病院長の丹羽明博氏が基調講演に立った。
丹羽氏は少子高齢化により医療財政がひっ迫するなか、時代に即した医療提供体制の必要性に言及し「限られた財源や資源のなかで地域ニーズに合った医療・介護の提供が必要」と指摘。病院や診療所、高齢者施設の情報を関係者間で共有し、住み慣れた地域で安心して最期を迎えられる仕組み作りが不可欠とした。
第二部では市地域包括ケア推進課による医療・介護連携の取り組みについての報告やパネルディスカッションもあり、熱心にメモを取る人の姿も見られた。
セミナーを主催した市在宅医療・介護連携支援センターは昨年10月、立野町の平塚栗原ホーム内に設置され、地域包括ケアシステムの構築にむけ医療・介護関係者のパイプ役として両者の連携を推し進めている。
遠藤年彦センター長は「市民の皆様の関心も非常に高いと感じた」と総括。今後、医療・介護関係者の勉強会を充実させる一方、市民への啓発にも力を入れていくという。
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