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金目エコミュージアム 秋山博の功績を紙芝居に 3月21日の墓前祭で披露

文化

掲載号:2018年3月1日号

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紙芝居の完成に笑顔を見せる制作メンバー
紙芝居の完成に笑顔を見せる制作メンバー

 地域の歴史発掘などを行う金目エコミュージアム(米村康信会長)は、盲人教育の先駆者で、現在の神奈川県立平塚盲学校の創立者である秋山博(1863―1918年)の没後100年を記念し、紙芝居「山なみ晴れて〜秋山博ものがたり」を制作した。「平塚てづくり紙芝居の会」の指導のもと、金目中学校の生徒らも参加し、2月17日に完成した。

 今回の取り組みは、金目エコミュージアムのメンバーが「地元の偉人の功績を子供達に伝えたい」という思いから、1年ほど前に「平塚てづくり紙芝居の会」の丸島隆雄さんに制作依頼をしてスタート。金目中学校生徒の有志を募り、3年生の渋谷智夏さん、1年生の渋谷藍花さん、武藤華愛(はるな)さんが手を挙げた。

 タイトルの「山なみ晴れて」は盲学校の校歌の一節。丸島さんは「校歌の歌詞を見たときからこれを使おうと決めました」と脚本とラフを書き上げた。渋谷智夏さんが原画を起こし、渋谷藍花さん、武藤さんが水彩絵の具で着色。智夏さんは「シンプルな線で登場人物の表情が際立つよう意識しました。秋山さんは目標をやり遂げるかっこいい人だと思いました。完成してうれしいです」とはにかむ。

 これまでもエコミュージアムでは地域住民や盲学校OBに働きかけ、秋山博に関連した資料やエピソードの発掘を行ってきた。そこで浮かび上がってきたのが、明治期に自由民権運動を先導した宮田寅治、猪俣道之輔、森鑅三郎(こうざぶろう)といった「金目の民権トリオ」と秋山の関係だ。紙芝居では、宮田と秋山の関係にクローズアップし、出会いから学校設立までを描いた。

 秋山博は13歳の頃、病気で失明すると、金目の鍼医のもとへ弟子入りした。20歳の若さで鍼灸院を南金目に開業すると腕の良さが噂を呼び、長野や愛知からも患者が訪れるようになった。遠方からの患者のために宿泊施設も用意されたほどだったという。

 鍼灸医として成功を収めた秋山が次に目指したのが目の不自由な子供達の学びの場を作ること。秋山の思いに賛同した民権トリオらの資金面の後押しもあり、1910年(明治43年)「私立中郡盲人学校」を開校した。

 寂静寺(南金目)で3月21日(水)に行われる墓前祭に合わせた資料展が3月18日(日)〜21日(水)、金目公民館で実施される。18日の午前10時に、紙芝居のお披露目も行う予定で、21日の墓前祭でも上演される。墓前祭は午前10時〜11時。

 問い合わせは金目エコミュージアム【電話】0463・35・8123へ。
 

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