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平塚市博物館 クラウドで資金調達 天体望遠鏡購入のため

政治

掲載号:2018年3月1日号

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劣化が進み買い替えられる天体望遠鏡(右は藤井さん)
劣化が進み買い替えられる天体望遠鏡(右は藤井さん)

 平塚市博物館は、今夏に観られる火星の大接近に合わせて天体望遠鏡1台を購入するため、必要な資金をインターネット上で募るクラウドファンディングの活用を計画している。財政健全化にむけた試みで、目標額は100万円。

 クラウドファンディングはインターネットを介して資金や人的な支援を不特定多数に求める手法で、国内外を問わず多くの個人や団体が利用している。平塚市が資金調達のために利用するのは初めてで、購入に必要なおよそ200万円のうちの半分を集めたい考え。

 天体望遠鏡の買い替えは、地球と火星が大接近する7月31日を見据えたもの。地球と火星は公転の軌道と速度が異なることから、およそ2年2カ月の間隔で接近を繰り返している。2003年8月27日には5576万Kmまで近付き、同日夜に博物館の屋上で開かれた観測会には300人を超える市民が訪れ、火星の姿をレンズ越しに楽しんだ。

 同館学芸員の藤井大地さん(32)によると、7月31日には火星に5759万Kmまで迫る。当日は03年同様に観測会が予定され、多くの来場者が予想される。

 一方、現在使われている天体望遠鏡は30年以上前に購入したもので、劣化も進んでいることから「火星の大接近を市民の皆様にしっかり観てもらうには、新しい望遠鏡が必要でした」と藤井さん。新たに購入するのは反射屈折式望遠鏡で「高性能で使いやすさも魅力」という。

 クラウドファンディングの活用について市財政課は「厳しい財政状況のなか、打開策の一つになるのかを検討する意味合いもある」としている。資金の受け付けは4月ごろから始まる見通し。集まった額に関わらず、不足分は市がまかなう。

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