平塚商工会議所青年部(平塚YEG)の会長に就任した 古木 紳一郎さん (株)古木ビル常務 40歳
まちの将来像 次世代で描く
○…「景気は上向いてきたと言われるが、まだ実感するに至らない。少子高齢化など取り巻く環境も決して良くない。そんな時代の中で自社を発展させるため、自分が強くならなければ」と同世代の経営者ら112人のメンバーと自己研鑽に取り組む。強い企業が増えることで、まちの活性化につながるという考えだ。
○…「人口はもちろん、外から来てくれる人の分母が増えないと経済の活性化はない。そのためにまちをどう魅力化していくのか、次世代が考えるべき課題だ」。平塚YEGでは今年度、まちの将来像について議論を活性化させるつもりだ。平塚商工会議所で現在論じられているサッカー専用スタジアムやJR相模線の引き入れなども念頭に入れて考えたい。
○…江戸時代末期に海運業を興したという会社は戦後まで石炭業を営み、現在は平塚駅前を中心に貸しビル業を展開する。駅前への出店を検討する大手企業のマーケティングに触れ、中心街の評価をダイレクトで感じる。「例えば同じ徒歩圏の商業ビルでも、駅のホームから見えるのと見えないのとでは大きく価値が変わる」と舞台裏を明かす。駅前は築50年以上のビルが多く「何らかの決断を迫られる時が来るはず」と展望。それぞれの所有者が建替えるのか、そもそもビルが必要なくなるのか。再開発の方向性も考えられる。「外から人を呼ぶ魅力ある店が立地したくなる。そんな受け皿を中心街に作っていかないと」と語る。
○…2歳の愛息との時間が良い息抜き。「海や山があって温かく住みやすい。小児医療費など行政施策も充実し、子育てがしやすい」と地元を語る。「何でもあるのが良い所でもあり、悪い所でもある」と独特の言い回しで課題も指摘、平塚の魅力を問い続けたい。
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