犬や猫に関する苦情が増えていることを受け、平塚市は「犬猫の適正飼育ガイドライン」を作成し、ホームページで公開している。
市によると、2017年度に寄せられた苦情件数は、犬が前年から13件増の25件、猫が前年から62件増の185件となる。主な苦情は、近隣住民間のフン始末トラブルや、エサやりをめぐる問題が多いという。
こうした背景を受け、ガイドラインでは、獣医師や自治会関係者ら有識者で構成される検討会で2回にわたり意見交換を行い作成。ペットの飼い主になる心構えや正しい飼育管理方法を紹介するほか、飼い主のいない猫にエサやりをする人への注意事項も盛り込んだ。市内で犬猫の譲渡会や「地域猫」活動を行う市民団体を取り上げている。
今年6月1日から施行される「市さわやかで清潔なまちづくり条例」の条文を記載、公共の場での動物のフンなどの放置・投棄に際しての罰則規定を周知している。
市環境保全課は「ガイドラインで理解を深め、トラブルを減らしてほしい」と話していた。
今後はガイドラインの概要版を作成し6月に完成予定。市内公民館や動物病院などに配布される。問い合わせは、同課【電話】0463・23・9969へ。
猫問題 背景にコミュ不足
飼い主のいない猫を地域住民が協力して飼育管理する「地域猫」の普及活動に取り組むのが、NPO法人「平塚のら猫を減らす会」(平田昇理事長)だ。
同会によれば、飼い主のいない猫は比較的短命のため不妊・去勢手術で繁殖を防ぎ、エサやりやトイレ設置・清掃などのルールを決めることで、トラブルを軽減できるという。
平田理事長は「地域内のコミュニケーション不足から、猫トラブルは生じる。地域で連携を取り合える関係づくりが大切」と呼びかけている。
問い合わせは、同会【携帯電話】080・5901・7746へ(宮川さん)。
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