今夏に観られる火星の大接近に合わせて、市博物館では天体望遠鏡の購入資金をインターネット上で募るクラウドファンディングを先月３日から開始した。同館によると５月８日時点で市内外から52万円が寄せられた。目標額は１００万円。
購入するのはセレストロン製の反射屈折式望遠鏡。従来の望遠鏡より天体を大きく観ることができるといい、同館ではこの望遠鏡を使った火星観測会を７月末に開く。
クラウドファンディングを活用したこの取り組みは、財政健全化を兼ねた初めての試み。業界誌で紹介されたこともあり、「多くの善意を頂き大変ありがたいです」と学芸員の藤井大地さん（32）。
資金の受け付けは６月29日まで。
（問）市博物館【電話】０４６３・３３・５１１１。
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