市民団体「フードバンクひらつか」(大関めぐみ代表)が7日、平塚市役所で記者会見を開き、この春から実施している「フードドライブ」の協力を呼びかけた。
食べられるのに廃棄される食品ロスの削減と貧困問題の解決をめざして昨年7月に設立された同団体。市内のひとり親家庭や生活困窮者、児童福祉施設などを対象に、集めた食料品を無償で配達する。活動開始から9カ月で、延べ143カ所に届けている。
行政との協働で一般家庭や企業で余っている食料品を持ち寄ってもらう「フードドライブ」は、ゴミ減量に取り組む市環境政策課が同団体に呼びかけたのを機に始まった。昨年12月にはゴミ削減の啓発イベントでフードドライブを実施し、乾麺や缶詰、米など58点12・2kgが寄付された。
今年度から市役所本館1階多目的スペースで月1回の定期開催となり、4月11日には117点32・5kgが持ち寄られた。
大関さんは「まだ支援を求めている人がいる。活動を継続していきたい」と話す一方で「費用は手弁当でまかなっている」と苦労を語っていた。
募集する食料品は2カ月以上の賞味期限と未開封で常温保存が可能なことが条件。品目は米やアルファ米、缶詰のほか、ベビー用品の需要も高まっているという。
食料品寄付の問い合わせは、大関さん【携帯電話】080・6564・2263か、【メール】hiratuka.foodbank@gmail.comへ。
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