空き家を改築したギャラリー「オケラハウス」(錦町2の5)が5日、プレオープンした。オーナーの平田好(よしみ)さん(60)は、「道の雰囲気を明るくできるような場所を目指します」と意気込む。
ギャラリーの名称は、ギャンブルでオケラになった人がツケで飲み食いした屋台やスナックが並んだ「オケラ通り」に面していることにちなんだ。「揶揄する言葉ではありますが、古き良き平塚の姿を感じた」と平田さん。
ギャラリーは1954年頃、大工だった平田さんの祖父が建てた貸家で、2016年以降は空き家になっていた。テナントにしようと改築を始めたが借り手が見つからず、平田さんが美大出身でアートディレクションを手掛けていたことから、ギャラリーとしての構想が始まった。
天井に張り巡らされた梁や、藁を混ぜ込んで塗られた土壁などもともとの建物を利用した空間となっている。プレオープンの際には、珪藻土の床を生かし、秦野在住の山野草家・村上敬さんの作品を展示。鉢に植えられた瑞々しい緑の生命力を伝えた。
今後の展示は未定で、平田さんは「地元にゆかりのあるアーティストに使ってもらいたい」と話している。
問い合わせは平田さん【メール】h-443@gk9.so-net.ne.jp。
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