産業廃水処理を中心とした環境ビジネスコンサルタントやプラント事業を展開する(株)アクアテック(大西彬聰(あきふさ)社長・四之宮)が国立環境研究所主催の平成30年度環境賞で優秀賞を受賞した。
同社は重金属含有廃液処理において、ガスセンサー制御硫化物法による金属廃液・汚泥処理法を開発。廃液の高度処理と金属資源回収を両立できる技術として評価された。
重金属含有廃液の処理を巡っては、石灰などのアルカリ物質を用いる「水酸化物法」が世界各地で採用されてきた。容易で安全性も高い一方で、不純物が混じりリサイクルが難しいことから、有用金属を残したまま埋立地に投棄されている。
金属資源の枯渇や高騰が懸念されるなか、大西社長は廃液処理のあり方に着目。新たに開発した技術は、硫化物反応で発生した悪臭ガスをセンサーで検知することで制御。汚泥や水分の少ない沈殿物を得ることに成功した。
大西社長は今後について「環境を守る技術の発展は世界中で遅れている。実績を重ねて普及したい」と話した。
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