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福祉学習を支える「親心」 教育サポーター 各校へ出張授業

社会

掲載号:2018年6月7日号

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教材の使い方を学ぶサポーターたち
教材の使い方を学ぶサポーターたち

 市内の小中学校などで高齢者福祉をテーマにした出張授業に協力している市社会福祉協議会の個人ボランティア「福祉教育サポーター」の講習会が1日、市福祉会館で開かれた。核家族化が進んだ高齢社会にあって児童・生徒の福祉学習を下支えするサポーターたちの取り組みは存在感を増している。

 この日は、出張授業で活用する小学生用の教材「高齢者疑似体験キット」の講習が行われた。市社会福祉協議会の職員が講師となり、高齢者の狭い視界を再現する「視覚障がいゴーグル」や減退した聴覚が体感できる「イヤーマフ」など、児童・生徒の五体に着用させ高齢者の不自由さを学習させる際の注意事項を確認していった。

 出張授業では、児童・生徒がこれらのキットを装着して実際に階段を昇り降りするため「階段を踏み外す危険もあるから、子供のそばから決して離れないように」といった意見が活発に交わされた。

 核家族化が進んだ高齢社会では、高齢者理解を見据えた福祉学習のニーズは高い。福祉教育サポーターのほかにも、各種ボランティア団体を講師に招いての手話や点字の体験学習なども定期的に行われている。

 福祉教育サポーターは2014年度にスタート、現在60〜70代を中心に10人が参加している。これまで小学3・4年生を中心に高齢者疑似体験や車いす体験学習を実施し、昨年度は小中17校で32回の出張依頼があった。

 初年度からサポーターとして参加している真田在住の宮本文吾さん(75)は、定年を機にボランティアに参加した一人。もとは銀行員で「まったく畑違いの活動だった」が、地域貢献の一環として取り組みに加わった。

 児童・生徒から「将来、ぜひ福祉の仕事に関わりたい」といった声をもらうことも多い宮本さん。「孫のような子たちの長い人生に少しでも貢献できるのがやりがい。これからも続けます」と目を細めながら語った。

 サポーターとして活動するには、社協が主催する講習会を受講する必要がある。ボランティアセンターの二見剛平担当(49)は「30〜40代といった世代にも参加してほしい」と呼びかけている。

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