平塚市議会6月定例会の総括質問が19日まで行われ、見附台周辺と龍城ケ丘プール跡地の開発について質問が集中。新文化センター建築費に上限65億円を見込んでいることなどが分かった。
市は6月補正予算案で、見附台周辺の整備・管理運営事業について132億5千万円の債務負担行為を設定、今議会に提出した。民間事業者が新文化センターや公園を整備、管理運営する計画で、公共施設の建設費や管理費は市が負担する。
市答弁によると、積算の根拠となる設定額の内訳は、新文化センター建設費65億円、20年間の維持管理費63億円、その他整備費5億円の市負担額をそれぞれ想定した。
財源は一般財源と地方債のほか、新文化センターの施設使用料や市主催事業による収益で20年間6億円、収益施設の定期借地料で同6億3千万円を見込んでいるという。
都市整備部長は「事業者選定にあたり、建設費をいかに少なく、定期借地料をいかに高くするか。市の負担を減らすことが大事」とし、歳出削減に取り組む姿勢を示した。
一方、龍城ケ丘について市長は「プールに水が溜まると危ない状況で景観も悪い。圏央道の開通効果も受けることができない状況」と答弁。「目標として(2020年までに)全部ではなくても一部オープンも(視野に)検討したい」と述べた。
答弁によると、計画地はプール東西にわたる約3万平方メートルで、海を眺めるカフェやトイレ、津波避難場所などを園内に分散配置し、駐車場は120台を想定している。環境保全の観点から計画を不安視する声について市長は「養浜や自然も含め、対応をしっかりと並行して進めたい」と述べ、理解を求めていく考えだ。
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