平塚市美術館が企画展「金魚絵師 深堀隆介展 平成しんちう展」を7月7日(土)から9月2日(日)まで開催する。
深堀隆介氏(横浜市在住・45)は、器の中に透明樹脂を流し込み、その表面にアクリル絵具で金魚を描き樹脂を重ねるという独自の手法で注目を集める若手現代美術家。絵画でありながら、立体的な躍動感にあふれた不思議な美しさを持つ作品は、世界的にも高い評価を受けている。
同展で初公開となる「平成しんちう屋」は、日本の金魚の競りや香港にある金魚街からインスピレーションを受けた独自の世界を表現。しんちう屋は、江戸時代に上野にあった金魚屋に由来し、作品の中には、金魚の競りで使用される木箱の船や袋詰めされた金魚が並び、金魚の糞までもが表現されている。初期の代表作と合わせ、約200点が一挙に展示される。深堀氏は「金魚の奥深い魅力をどこまでアートに昇華できるかに挑戦した」と話している。
講演会が7月21日(土)午後2時〜3時30分、館内ミュージアムホールで開催される(先着150人・無料)ほか、29日(日)午後2時より公開製作も予定(要観覧券)。観覧料は一般900円、高大生500円、小中学生無料。(問)市美術館【電話】0463・35・2111
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