港小学校(國松宏校長)の5年生110人が先月25日、平塚沖でヒラメの稚魚2千匹を放流した。稚魚の放流は平塚市漁業協同組合の主催で、水産資源の保護や地元漁業の理解を深めようと1992年から実施している。
同組合の後藤勇組合長は出港前の児童に、「ヒラメは放流した場所に根づく習性がある」と説明し、「大きく育ってと願いを込めて放流してください」と呼びかけた。
児童らは平塚沖約500mの場所に船が停泊すると、「元気でね」「無事に帰ってきてね」などと声をかけ、体長7cm前後の稚魚を放流した。参加した児童の一人は「すごく楽しかった。網にかからないで大きくなって欲しい」と笑顔で話した。
放流された稚魚は1年後に約35cm、2年後には約45cmに成長。同組合では、35cm以下のヒラメは網にかかっても再放流するなど資源管理に取り組んでおり、漁獲量は増加傾向にあるという。
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