大阪府北部地震の影響で小学校のブロック塀が倒壊し女児が死亡した事故を受け、平塚市教育委員会は先月19日、学校のブロック塀の点検調査を実施した。ひび割れや建築基準法の定める安全基準の高さ2・2mを超えるブロック塀がなかったことが確認された。
調査対象は、市内にある市立幼稚園4園、小学校28校、中学校15校。目視でひび割れや破損、傾斜の有無を点検した。
市教委によると、金目小と春日野中の2校では、いずれも判定基準に該当しないが、見た目に圧迫感のあるブロック塀があるため、対策を講じる。
高さ2・2mを超えるコンクリートブロック製のボール当て用投てき板がある6校(松原小・富士見小・豊田小・城島小・金田小・相模小)では、2・2m以下になるよう対策を検討する。
また市教委は先月、市内43小中学校の周辺と住宅密集地にある390カ所のブロック塀などを点検調査したところ、ひび割れや破損、傾斜を目視で確認された壁が204カ所確認された。
報告数の多かった地区は▽なでしこ小学校区24カ所▽大野小学校区13カ所▽中原小学校区13カ所▽八幡小学校区13カ所。
市担当者は「7月中に技術職員と再確認する。倒壊の危険があるような塀には所有者と対応を協議したい」と話している。
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