40度を超す記録的な猛暑が日本列島を襲うなか、平塚市内の熱中症による救急搬送が急増している。5月中旬から今月23日までに52件の救急搬送があり、昨年同時期よりも26件多い。夏本番を迎え、市消防本部救急課では、厳重な熱中症対策を呼びかけている。
同課によると、7月は23日時点で45件(前年比25件増)の救急搬送があった。屋外で活動していた男性の搬送が31人と多く、全体のおよそ6割を占めた。幼児・小中学生は7人だった。
関東甲信の梅雨明けは例年7月中旬ごろだが、今年は6月下旬と早かったことから、熱中症が増加したと考えられる。
同課担当者は「搬送件数がとても速いスピードで増えている。幸い死者は出ていないが、10月まで十分な警戒が必要では」とみる。救急搬送の件数は昨年が66件、一昨年は58件、2015年は73件だった。今年はすでに14年の48件を上回った。
現在、市ではホームページを通じて、熱中症対策を周知している。熱中症は、大量の発汗や筋肉痛、こむらがえりが初期症状としてみられ、重度になると意識を失うこともある。こまめな水分補給や塩分補給、適度な休憩、通気性の良い服装、身体を冷やすなどの対策が効果的という。
|
<PR>
平塚版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>