神奈川大学の学生が地元の商店が地域で果たす役割や意義を学ぼうと、商店主らの有志団体「平塚あきんど塾」の加盟店を取材し、その成果報告を16日、ひらつか市民活動センターで行なった。
この取り組みは同大の山岡義卓准教授の教養演習で、昨年に続いて2回目。経営学部2年生17人が2〜3人のグループに分かれ、▽鳥仲商店▽中秋蒲鉾店▽伊藤金物店▽湘南いぶし▽相州長屋▽陶磁器工房器楽▽東曜印房の7店舗を2カ月間にわたって取材。若者の目線で感じた各店の魅力や課題をまとめた。
報告会には取材に協力した店主や経営者らも出席し、学生は各店舗のおすすめ商品やこだわりを紹介する「PRシート」と魅力アップにつなげる「改善提案レポート」を発表した。
さつま揚げなどを販売する中秋蒲鉾店を取材した宮本健吾さんと加藤美紀さんは、品揃えが同店の魅力である一方、「初来店のお客様には分かりにくい」と課題を挙げ、商品の特徴を記したポップの掲出を提案。また夏場の売り上げアップに役立ててもらおうと、さつま揚げを使った料理レシピを考案し、店主の中村彰伸さんに贈呈した。
加藤さんは「美味しいもの提供するという中村さんのこだわりや従業員の温かい雰囲気に地域との繋がりを感じた」と振り返った。中村さんは「ストレートに指摘されて刺激を受けた。学生の提案を実践して、結果を報告したい」と話していた。
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