平塚市議会の議場で8日、市内在住、在学の高校生を対象にした「ひらつかスクール議会」が実施された。2016年の18歳選挙権への移行をうけ、平塚青年会議所(関口雄一理事長)が主催したもので、今年で2回目。
26人の「高校生議員」は「七夕委員会」「農業委員会」「海岸委員会」に分かれて政策提言をまとめ、議会に臨んだ。議長を飯田みのりさん(平塚江南高校3年)が務め、落合克宏市長や副市長、教育長らが出席し本番さながらに議会は進行した。
七夕委員会はまつりの活性化について、市商業観光課などにヒアリングを重ね、開催後に大量に廃棄される竹に着目。委員長の城所陸樹(りき)さん(平塚工科高校1年)は竹の玩具制作や、穴をあけて火を灯すバンブーアートなど、市民を巻き込んだ再利用の方法を提案した。
農業について認知度が低いことを課題に挙げた農業委員会は、他地域の取り組みを調べ、農業を始めた人への支援として農業者と商工業者の「マッチング会」の事例を紹介。委員長の本城凛さん(平塚江南高校2年)は、農業体験の様子を写真に収めた農業写真コンテストの開催など、老若男女への発信を呼び掛けた。
海岸委員会は、駅南口と海岸へのアクセスなどを課題とした。委員長の加藤紅音(あかね)さん(平塚中等教育学校5年)は「レンタサイクルには砂の上も走れる自転車にすることで、景色を見ながら楽しめる」と提言。ビーチに初めて訪れる人の視点で整備すべきとした。
高校生らしい、自由な発想の提言に落合市長は「若いパワーが平塚のまちづくりに欠かせない。これからも継続してまちを盛り上げてもらうため、出来る限りのサポートをする」と話していた。
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