平塚市豊田本郷在住の山崎鈴子さん(68)が絵本『雪ダルマのけんか』(文芸社/1100円税別)をこのほど出版し、文を担当した。
園児らが作った雪ダルマたちが夜中に動き出し、ケンカを始めてしまうが、最後に同じ空から来たことを思い出し仲直りするという童話。5歳の孫に読み聞かせるために作った創作話だったが、孫が喜んでくれたため、今年4月に文芸社が主催した絵本作家発掘を目的とする公募「えほん大賞」のストーリー部門に応募した。大賞には選ばれなかったが、同社から「子供たちに聞かせたい話、絵本にしては」と提案され、出版が決まった。
山崎さんは平塚市出身で、結婚後に三重県に転居し、地元のサークルで童話の創作を楽しんでいた。子育てなどに追われ、しばらく童話からは離れていたが、10年ほど前に平塚に戻り、再び物語を書く楽しさに目覚めた。
完成した絵本は近隣の小学校や保育園、幼稚園に寄贈し、読み聞かせなどに役立てられているという。「みんなが仲よくする大切さを伝えられたらうれしい。これからの冬の季節に読んでもらえたら」と山崎さん。絵本はサクラ書店など全国書店で販売中。
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