新文化センターを含む見附台周辺整備事業について、平塚商工会議所(常盤卓嗣会頭)が9月、中心市街地に賑わいを創出する開発になるよう市に要望書を提出した。
商議所は要望書で、老朽化した図書館の機能をはじめ、カルチャー施設や観光拠点の役割を組み入れるなどし、ホールで催しのない常時から人が集まる魅力ある複合施設になるよう求めている。
常盤会頭は大和市の文化施設シリウスが開館2年足らずで500万人の来場を記録したことを例に挙げ「まちの価値を高める先進的な施設にして欲しい」と話している。
しかし市はすでに、新文化センターの整備・運営を請け負う民間事業者の募集を開始。公開した施設の要求水準や選定基準をもとに事業者の提案を待っており、今から条件を見直すのは難しい。
事業費の予算化もされたこの段階で、行政として無視できない商議所から要望が寄せられるのは異例の事態だ。地元との意思疎通が十分でないことが浮き彫りになった。
見附台再開発が駅前活性化の起爆剤になるとの地元の期待感は強い。商議所は以前から新施設の複合化や魅力化の要望を重ねてきたとし、十分な説明がないままに事業が進んでいることに不信感を募らせているようだ。
常盤会頭は「このままでは経済活性化に資する魅力ある開発になるとは思えない」と話している。
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