宝町のボクシングジム「チーム10カウント」の大澤陽(ひなた)君(松延小6年)が、10月に東京都内で開かれた「ジュニア・チャンピオンリーグ全国大会」に出場し、初代王者のベルトをつかんだ。20日、市役所を訪れ、落合克宏市長に優勝を報告した。
同大会は、日本プロボクシング協会がプロを目指す選手を対象に今年新設された。地方予選を勝ち抜いた小学1年生から18歳以下までの男女が4階級に分かれて競う。
ジムの先輩選手に憧れて小学3年生で競技を始めた大澤君は、母親とともに松岩寺で早朝ランニングに取り組むなど自主練習にも励み、頭角を現した。東日本ブロック予選U12男子30kg級(9月2日/東京都・ワタナベボクシングジム)では6人の中を勝ち抜き、東日本代表の座を射止めた。
全国大会(10月7日/東京・大森ゴールドジム)は、西日本代表との一騎打ち。「緊張はしなかった。全国の舞台で戦えることにむしろワクワクしていた」と振り返る大澤君は、持ち味の左フックと左ストレートを巧みに織り交ぜながら打ち合った。
試合は3ラウンドを戦ったが決着はつかず。「打たれる場面があり正直、負けたと思った」と話すが、的確にヒットしたパンチでポイントを稼ぎ、判定は3対0で勝利。大澤君は「優勝できてうれしい。これに満足せずに、世界チャンピオンを目指して頑張りたい」と意気込みを語っていた。
報告を受け、落合市長は「初代ジュニアチャンピオンおめでとう。平塚を代表して、またぜひ強くなってください」とエールを送った。
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