平塚市在住の彫金作家、油彩画家、革作家３人がコラボしたブランド「Ｆｌｉｎｅ」の展示会が11月30日（金）〜12月２日（日）、１７６１ｓｔｕｄｉｏ（袖ヶ浜17の60）で開催される。新作のサイフやポーチなどを発表する。
「Ｆｌｉｎｅ」は油彩画家の大和田いずみさん（46＝写真中央）がペイントした革を革作家の藤咲和也さん（30＝同右）が縫製し、彫金作家の秋濱克大さん（49＝同左）が羽のモチーフで装飾する。
３人の感性が融合したすべて手作りの１点物の作品となっている。
ブランド発足のきっかけは２０１５年、市内にアトリエを構えていた秋濱さんが、若手革作家として注目していた藤咲さんを平塚に呼んだことから作品作りがスタートした。そんな中、作品を気に入った大和田さんから「色を塗ってみたい」と提案があり、現在のスタイルが完成した。
同年８月の新宿伊勢丹の展示会で初披露したところ、思った以上に反響があり、「手応えを感じた」と３人。伊勢丹のバイヤーからも「海外のハイブランドにも劣らない」と高く評価され、年２回の展示会には、多くのファンが足を運ぶ。「Ｆには平塚の地形からのＦＬＡＴや、ＦＲＥＥなどの意味合いを込めている。３人の個性がより引き立つブランドとして、進化し続けている」と秋濱さん。
１７６１ｓｔｕｄｉｏでの展示会には、新作20点を中心に、それぞれの作品を集め約80点を展示販売する。「地元での開催なのでアットホームな雰囲気にしたい」と３人をイメージしたコーヒーなども用意される。午前11時〜午後６時（最終日５時まで）。（問）フェイスブック「Ｆｌｉｎｅ」。
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