議会報告 投資効果を見極める 市議会議員 金子修一
8事業で567億円
神田小学校と隣接する相模小学校の移転について、平塚市は市議会3月定例会で、ツインシティ大神地区土地区画整理組合から、計画地内の土地(1万9千平方メートル)を約19億6千万円で取得する意向を示しました。坪単価は33万8910円に上ります。
都市開発や公共施設の整備は、まちの成長に必要な投資である一方、その原資である市民の税金が無駄に使われないよう、費用対効果をしっかり検証する必要があります。
今回は、最近の主だった大型事業を整理します。
◆真田特定土地区画整理事業/期間平成6年11月〜32年3月/事業費約74億7千万円(市負担額約17億6千万円)
◆ツインシティ大神地区土地区画整理事業/期間27年8月〜42年3月/事業費約219億円(市負担額約31億円)
◆見附台周辺地区整備・管理運営事業(文化芸術ホールと公園の整備、20年間の管理運営)/期間31年冬からの予定/事業費約128億7千万円(市負担額約114億円)
◆市役所新庁舎建設事業/期間23年9月〜29年12月/事業費約141億5千万円(市負担額約127億5千万円)
◆環境事業センター整備事業(ごみ焼却施設)/期間22年5月〜25年9月/事業費約114億円
◆余熱利用施設整備事業(ごみ焼却場に付帯する便益施設「リフレッシュプラザ」)/期間27年9月〜29年1月/事業費約13億8千万円
◆市民病院整備事業/期間23年10月〜25年7月/事業費約130億円
◆相模小学校移転事業/期間31年3月〜/土地取得費約19億6千万円、建設費は未定
これら主な事業の市税負担を合わせると、総額約567億5千万円に上ります。投資額に見合う効果が得られているか、得られるのか。まちの魅力化には教育や福祉などへの投資も必要で、限られた財源で最大効果を得られるよう検証して進めることが大切です。
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