地域の商業活性化を目指す商店主団体「平塚あきんど塾」と、神奈川大学経営学部の連携プロジェクトの一環で、同学部の大学生たちが5月18日、地元商店を回り、商業などについて学ぶ取り組みが行われた。
同プロジェクトは2017年に始まり、今年で3回目。同学部特任准教授の山岡義卓さんによる教養演習として実施されている。若者に地元の個店の魅力を伝え、将来の職業選択に生かしてもらうほか、学生からアイデアを募り、各商店のさらなる商売繁盛につなげることも目的としている。
この日参加したのは同学部の2年生22人。学生たちは山岡さんの引率で、平塚あきんど塾に加盟する鳥仲商店(黒部丘)、中秋蒲鉾店(紅谷町)、相州長屋(宝町)、東曜印房(明石町)など8店を巡った。
1949年に創業し、今年70周年を迎えた鳥仲商店では、同店の鈴木崇専務の案内で、店舗の歴史や商品の製造工程を学んだ学生たち。朝仕入れた鶏を精肉する加工場や、唐揚げ、コロッケなどを実際に調理している現場も見学した。
鈴木専務らの話を熱心に聞いていた学生の中田有紀さんは「解体も全部店内でやり、食材の新鮮さにこだわっているのがすごいと思う」と話していた。
学生たちは2〜3人の班に分かれ、後日、担当店舗を2〜3度にわたり取材する予定。店の魅力や抱える課題などをレポートにまとめ、7月に同大で開かれる成果報告会で発表するという。
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