平塚の魅力や課題を把握し、今後の施策立案に生かすため、市は1月11日〜25日にわたり、平塚市への転入出者に向けたアンケート調査を実施した。2015年度に続き2度目。
対象は、17年1月1日〜同12月31日に転入出した人のうち、25〜39歳の男女各1000人。特に「東京都または県内他市町村」と平塚市との間での転入出者に限定し、転出入の理由、平塚に住んで良かったこと、悪かったことなどについて聞いた。
アンケートの結果、転入の主な理由で最も多かったのは「住宅の条件(価格、広さ、日当たり、静けさ)」で33・9%、次いで「通勤・通学時間」が26・8%と続く。
前回調査と比較し、特に顕著な差がみられたのは、転入者に聞いた「平塚市に住んでみて良かったところ」についての回答。前回38・2%にとどまった「買い物の利便性」が、60%に大幅に増加していた。
市によると、背景には16年10月の「ららぽーと湘南平塚」のオープンがあるとみられる。平塚駅から徒歩圏内、新湘南バイパス茅ヶ崎西ICから車で5分という立地に建つ超大型商業施設が、買い物客にとっての平塚の魅力を押し上げたとみられている。
治安を不安視する声も
一方、転出者へのアンケートによると、「平塚市に住んでいて悪かったところ」として最多だったのは「治安」。前回(52・1%)を上回る54・3%に上った。
市は「市内の犯罪件数は減少傾向にあるものの、駅周辺には飲食店や風俗店の呼び込みが多く、『治安が悪い』と感じる人が少なくないのではないか」と推測している。
今年度は、市政運営の指針として16年度〜23年度までの8年間を期間とする「平塚市総合計画」の見直しが行われる時期にあたり、市は「調査の結果から見えてきた課題解決に向けた対応を検討したい」としている。
今回の調査報告書は市役所5階の市政情報コーナー、市内の図書館・公民館のほか、市ホームページでも閲覧できる。
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