知的障害者らの就労支援を行っている社会福祉法人進和学園(万田)の利用者と職員で構成されたバンド「とびっきりレインボーズ」の楽曲「心の唄」が、シンガーソングライターの友近890(やっくん)にカバーされ、5月29日に全国発売のアルバム『翔』(税込2千円)に収録される。
とびっきりレインボーズは1989年に同施設の音楽好きが集まり結成した。「湘南みかんぱんロックンロール」や「湘南トマトブギ」など、楽曲は30曲以上にのぼる。
2年前に友近さんが同施設を訪れた際に、バンドでドラムを担当する五十嵐基之さん(57)がレインボーズの活動を紹介し、友近さんが楽曲を気に入ったことからカバーが決まった。
「心の唄」は、同施設の出縄守英副理事長が利用者との生活の中で得た気付きや経験から作詞した。『うさぎと かめなら かめだけど かめでも やっぱり 休みたい』『同じ時代(とき)を生きるあなたと心の唄を歌いたい』という等身大の歌詞がつづられている。
出縄さんは「相模原では悲しい事件があった。共感することができれば、人を否定することなんてできないはず。共に生きていく社会になってほしい」と思いを込めた。
五十嵐さんは「歌にすることで多くの人に届くと思う。たくさんライブがしたい」と意気込んでいた。
同バンドは26日(日)に平塚総合体育館で開催される「Yes,愛Do!音楽祭」に出演する。
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