5月3〜5日にかけ、佐賀県で開催されたセーリングのJOCジュニアオリンピックカップで、春日野中学出身の池田海人さん(16、霞ヶ浦高1年)が男子420級に出場し、17歳以下(U17)の部門で2位に輝いた。池田さんは7月3日〜11日にポルトガルで開かれる世界選手権への出場権を獲得した。
420級は、艇体の全長が4・2mの2人乗りのヨット。競技では規定のルートを回り、着順を競い合う。今大会には全国から87組が参加し、しのぎを削った。
同高の宇田川涼太郎さん(1年)とペアを組んだ池田さん。巧みに風と波を読み、全体では9位だったものの、U17として2位の好成績を収めた。
池田さんがヨットを始めたのは、富士見小2年生だった7歳の時。少年時代に江の島ヨットクラブジュニアに所属していた父親の影響で同クラブに入会した。
小中学生の頃は、1人乗りのオプティミスト級のヨットで練習や大会に臨んでいた。コーチや父親からの指導で着実に技術を磨き、これまでに世界選手権に2度出場。昨年のアジア大会では3位となり、各国に実力の高さを見せつけた。
中学3年で420級に転向。するとその直後、昨年12月に開催された全日本選手権で初優勝の栄冠を手にし、周囲を驚かせた。
今年の世界選手権に向け、池田さんは「パートナーとコミュニケーションを多く取り、決勝レースに残りたい。将来の夢はオリンピックで金メダルを取って親に掛けてあげること」と話している。
|
<PR>
平塚版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>