市内松風町在住の佐藤尚一さん(76)が6月15日〜20日、元麻布ギャラリー平塚(明石町)で「PINHOLE PHOTGRAPH展」を実施する。
佐藤さんは北海道伊達市の出身。専門学校桑沢デザイン研究所で写真を専攻した後、企業に就職。広報写真などを撮るカメラマンを務めた後、30歳を前にフリーに転身した。母校の非常勤講師を30年務めたほか、商業写真スタジオを設立するなど写真漬けの日々だった。
佐藤さんが使用するのは0・35mmの穴を空けた金属箔をレンズの代わりに取り付けたピンホールカメラ。講師時代に生徒に写真の仕組みを教えるために自作したのがきっかけで、絵画のような光の捉え方や、時間の経過を焼き付けたような仕上がりに魅せられた。
佐藤さんは25年ほど前に埼玉県から平塚に移住。今回の個展では平塚海岸のほか、花菜ガーデンで撮影した花、故郷の風景などが飾られる。「海や花は波や風によって動きが生まれる。ブレも写真のうち。身の回りのなんでもないものを、どう表現するかがおもしろい」と自作のカメラを手に話していた。
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