神奈川県行政書士会平塚支部長に就任した 小田 靖さん 黒部丘在住 46歳
法の知識は地域のために
○…「令和という新時代を迎え、社会は今後、法改正が目白押し。企業のパートナーである行政書士として、きちんと情報提供に努めるのが使命」と言葉に力を込める。5月11日付で、神奈川県行政書士会平塚支部長に就任した。「初めての支部長職。重責を感じ、身の引き締まる思い」と語る。
○…大阪府に生まれ、小学2年で秦野市に転居した。鮮魚店でアルバイトをしていた高校時代、店主が生き生きと働く姿を間近にし、独立開業に興味を抱いた。「経営には法律の知識が不可欠」と、法律書を読み始めたのはこの頃から。「そのとき出合ったのが、行政書士が書いた本。とても分かりやすく、夢中になって読んだ。いまこの仕事に就いているのは、その頃からの運命だったのかな」と笑う。
○…行政書士を本格的に目指したのは、31歳から約10年間務めた伊勢原市の不動産会社での経験がきっかけ。さまざまな企業の経営者と出会うも「法の知識が乏しいために損をしている人が少なくなかった」という。「私が知識を身に付け、頑張っている人の会社が伸びるのをサポートできないか」。心を決め、難関国家資格への挑戦が始まった。「朝3時に起床し、3時間勉強をしてから仕事に向かう。そんな生活が5年間続いた」。今年こそはと臨んだ5回目の挑戦で、ついに悲願の合格。42歳で独立の夢を叶えた。
○…結婚を機に平塚市へ。機会があれば愛妻とバイクで岩手、新潟、三重などへのツーリングに出掛けるほか、毎年冬にはスノーボードも楽しむ。「自然が相手だから、同じゲレンデでも、絶対に同じ滑りにはならないのが面白い。仕事も同様で、相談依頼は人によって千差万別。だからこそ今後も、一人ひとりにしっかりと向き合う姿勢を大切にしたい」
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