市内各地の水田で、田植え作業がピークを迎えている。真田の水田で2日、金目地区生産組合会の古屋忠文会長(69)が田植え機を操ると、平塚産まれのブランド米「はるみ」の苗が風に揺らいでいた(=写真)。
「はるみ」は、日本穀物検定協会による米の食味ランキングで2016年度から2年連続で最高評価の特Aに選出。昨年度は猛暑の影響で惜しくも特Aを逃したが、ツヤと強い甘みが特徴で冷めても美味しいとして人気が高く、売れ行きは好調という。
古屋さんは8年前から10アールの水田で試験的に「はるみ」の生産に着手。孫にも「美味しい」と言われたことも手伝い、現在は200アールすべてを「はるみ」に切り替えた。昨年、特Aを逃したことで「生産者の間でもっと良い米を作ろうという話をするきっかけになった」と言い、「今年も特Aに向けてチャレンジしたい」と意欲的だ。
市内の田植え作業は6月中旬まで続き、9月下旬から10月上旬に収穫の最盛期を迎える。JA湘南によると、2019年度米の集荷量は900トンで、そのうち「はるみ」が占める割合は約80%を見込んでいる。
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