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市博物館 「平塚学」初の特別展 81テーマ400点が一堂に

文化

掲載号:2019年7月25日号

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野鳥の標本なども多数展示
野鳥の標本なども多数展示

 平塚にまつわる動植物や歴史、文化などさまざまな分野の貴重な資料約400点が並ぶ夏期特別展「平塚学入門」が9月29日(日)まで、市博物館で開催されている。同館によるとテーマは81種と多岐にわたり、特別展として一斉に公開するのは初めてという。

◇  ◇  ◇

 平塚海岸のウミガメの写真をはじめ、金目川などでもよく見られるカワセミの標本、上吉沢で出土した約8万年前のナウマンゾウの化石、徳川家康が鷹狩りなどのために拠点とした中原御殿の詳細資料などを分野別にずらりと展示。8月10日、17日には学芸員が分野を超えて語る「平塚学フォーラム」、8月6日〜11日には、開館時間を午後7時まで延長して学芸員が講演する「平塚学夜話」など、期間中さまざまなイベントも行われる(いずれも参加無料)。

 同館は、地域の魅力を再発見してもらおうと、平塚に関するあらゆる知識の蓄積を「平塚学」と名付け、2011年度から毎年「平塚学講座」を開講。「初年度は150人もの人たちが参加を希望」し、注目を集めた。

 近年は出席者が減少し「ほとんどが自然や歴史などに関心の高いシニア世代」になったことで、同館は「学校が夏休みの時期に特別展を開催し、多くの親子連れも来館しやすくしたい。夏の自由研究に向けたネタが豊富なので活用してもらえれば」と同展を企画した。

塚越古墳や空襲の歴史も夏期特別展「平塚学入門」

 市博物館で9月29日まで開催中の特別展「平塚学入門」について、同館は「平塚学は総合博物館ならではの特徴を生かし、あらゆるテーマに挑む『知的アドベンチャー』。知識を広げるきっかけにしてほしい」と話す。

 展示室では、境界が南関東に集中する4つのプレートと相模川の密接な関係を解説するパネルや、現在の北金目に築かれ「相模国」内で現存する前方後方墳で最大という塚越古墳、平塚が戦中に受けた打撃と戦後の復興の歴史なども詳細に紹介。中には、1945年7月16、17日の「平塚空襲」で落とされた焼夷弾およそ40万6010本のうち、燃焼しなかった1本の展示もあり、戦時中の歴史を物語っている。

 開館は午前9時〜午後5時(入館は4時30分まで)。休館は月曜(祝日の場合は火曜)。入館無料。(問)同館【電話】0463・33・5111

平塚空襲で投下され、燃焼しなかったM50焼夷弾
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