来年日本で開催される東京パラリンピックに先がけて3日、大会競技に指定されている車いすバスケットボールの体験会が神田公民館の体育館で開かれた。
パラスポーツの周知や障害への理解を深めようと市社会福祉協議会が初めて主催した。当日は地域の小学生や保護者らおよそ10人が参加。講師は小中学校などで福祉体験学習を実施している「湘南SC車椅子バスケットボール体験講座隊」(松井昭二代表)が務めた。
競技用の車いすに初めて座った参加者らは、講師の手ほどきを受けながら笑顔で走行練習を重ね、1時間後には5人対5人のミニゲームを行った。参加者の中にはミニバスケットボールの経験者も多く、次々に決まるゴールに講師からは歓声と拍手が送られていた。
小学6年生の娘と参加した島澤奈美さんは「(40代の)私が小学生のころはパラスポーツを体験する機会はなかった。子供たちがこうした競技の魅力を知り、障害のある方への気付きを得る貴重な機会になりました」と話していた。市社協では、今後も定期的に体験会を開いていく方針。
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