立野町在住で(株)金子電機空調に勤める金子誠さん(28)は、海外旅行先で出会った電気トラブルを無償で修理する「旅する電気工事士」。英語は得意ではないが、「規格は違っても理屈は同じ。旅にプラスして、自分の得意分野で役に立ちたい」と身振り手振りとフィーリングで現地交流を図っている。
きっかけは4年前、ヨルダンの宿泊先で、たまたま持っていたマイナスドライバーや他の宿泊客にもらった絆創膏などのあり合わせで、接続の悪いコンセントを修理したことだった。モロッコ、エチオピア、ルワンダなど、海外に行くたびに「何か困ってないですか?」と聞いて回った。
最近では電気修理のほかに、バンブーアートの贈呈も行っている。所属する平塚青年会議所や湘南電設業協同組合青年部が七夕飾りの廃材の利活用に取り組んだのがきっかけで制作し始めた照明アートだ。世界共通のUSB接続で明かりが灯るように工夫している。「初めて渡したエチオピアでは、とても喜んでもらった。もっと洗練させて七夕まつりを支える一つの文化にしていきたい」と話していた。
|
<PR>
平塚版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>