平塚市は3日から10日まで、リトアニア共和国への文化訪問団として相州平塚七夕太鼓保存会(会員37人・今井裕久代表世話人)を同国に派遣した。同会は帰国後の15日、落合克宏市長を表敬訪問して現地での活動報告を行った。
同国の東京五輪・パラ五輪のホストタウンになった事を契機に、教育・文化等の友好交流をカウナス市、アリートゥス市と進めている一環で、設立40周年を迎え湘南ひらつか七夕まつりや海外でも演奏する同会から10人が派遣された。
同会は、平塚から中・小太鼓7台を運び、都内の太鼓チームがヨーロッパの定期演奏で使用し、アリートゥス音楽学校に保管されている大太鼓など4台を借り、カウナス文化センター、アリートゥス音楽学校などで演奏した。4日間の公演で延べ1500人を動員。観客は平塚の文化である相州平塚太鼓の演奏を、アンコールやスタンディングオベーションで称えた。交流の一環として現地の子供達に叩いてもらった時には、想定よりも多くの人が希望し大盛況だった。
2度目の訪問
同会の海外公演は24年ぶり。最後の海外公演もまたリトアニアだった。当時は同国出身の東海大学教授から招待を受けた有志が訪問。当時はソビエト連邦から独立して間もなく「舗装されていない街なかを戦車が普通に通っていた」と参加した世話人・中谷啓秀さんは話す。中谷さんは今回も訪問し「別の国に来たよう。そこまで発展していた」と驚いていた。
今井代表世話人は、「日本を知らない現地の人に、交流の中で文化の紹介ができた。海外公演は頻度は多くないが、今回、その意義を感じた。当会40周年記念事業の一環として参加させてもらったが、ぜひまたやりたいですね」と話した。
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