平塚市議会12月定例会が26日に開会し、市は、相模小学校や消防署本署、湘南ひらつかビーチパーク津波避難展望台の工事請負契約に関する議案を上程した。一般会計補正予算では、台風19号の災害復旧やパソコンのセキュリティ強化費などを計上した。
消防署や海の展望台も着工へ
相模小は、大神地区ツインシティ開発地に移転整備する計画で、2022年4月開校を目指す。
工事契約を結ぶのは、体育館と一体的な構造の校舎の建設で、鉄筋コンクリート造2階建て。建設費23億4300万円で、エス・ケイ・ディ・甲斐組特定建設工事共同企業体と契約する。
消防署本署は、消防団第3分団庁舎と合築する計画で、工事するのは鉄骨造3階の建物。建設費6億1600万円で、エス・ケイ・ディ・タックホーム特定建設工事共同企業体と契約する。21年6月開所を目指す。
津波避難展望台は高さ7・9mの構造物で、想定される最大津波高に対応する約3・7mの展望スペースを整備する。最大約360人が避難できる広さで、ウッドデッキの上にベンチを置き、普段は観光利用できるようにする計画だ。建設費1億6041万円で稲元興業と契約、19年度内に完成する見通し。
災害復旧に対応
一般会計は10月、台風災害の復旧に対応する総額約2億8千万円の予算を専決処分で補正した。
馬入ふれあい公園はサッカー場の汚泥除去に1億1593万円、大神スポーツ広場はグラウンドの修繕に5541万円、ビーチパークは流木等の撤去や海岸復旧に3005万円を充てた。
PC保護を強化
一般会計12月補正予算案は総額4億45万円の事業費を計上した。補正後の一般会計累計は845億8066万円になる。
元職員が市の管理する個人情報を持ち出した問題に絡み、パソコンセキュリティの強化に2608万円を補正した。パソコンの利用履歴を記録し、USBの利用に制限を加える管理システムを導入、セキュリティUSB140個も購入する。
外国籍市民の相談窓口で、11カ国語以上に対応するテレビ通訳システムを導入するなどの費用85万円を計上、2月上旬の利用開始を目指す。
バス乗り場や行き先などを表示する電子案内板を駅前に設置するため、交通事業者への補助金300万円を計上した。東京五輪を見据え、外国語にも対応する考え。
民家のアライグマ被害が増加し、捕獲委託料190万円を増額補正した。18年度の捕獲数は146頭で、19年度は既に100頭を超えている。
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