電話で架空の話をして被害者から金品をだまし取る特殊詐欺を未然に防いだとして、中栄信用金庫金目支店に勤める柳川広実さん(26)へ平塚警察署の春田政之署長から感謝状が贈られた。
柳川さんは11月26日、窓口で「500万円をおろしたい」という70代女性を接客。面識があったこともあり、普段と様子が違うことを不審に感じ上司に相談した。
女性によるとこの日の午前中に法律事務所を名乗る男から「あなたが詐欺に関わっている。解決には手付金が必要」という電話があったという。
その後、警察官も支店にかけつけ、この電話が詐欺であることが判明、女性も納得し事なきを得た。春田署長は「女性の大切な財産を守っていただき感謝します」と謝意を述べ「留守番電話を活用するといった対策を一人でも多くの皆さんにとっていただき、被害がなくなってほしい」と話した。
これに対し、柳川さんは「こうした経験は初めてで、緊張もありましたが、今後もお客様とのコミュニケーションを大切に頑張ってまいります」と決意を新たにした。
平塚署生活安全課によると、2019年の特殊詐欺の被害件数は61件、被害額は6370万円(12月17日まで)。
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