平塚市は6日、2019年の救急・救助・火災件数を公表、救急件数は過去最多を更新した。
救急件数は、前年比493件増の1万5269件。このうち65歳以上は0・8%増の59・8%を占めた。救急搬送人数は344人増の1万4229人。昨夏は猛暑に見舞われたものの、熱中症が原因とみられる搬送人数は28人減の71人。交通事故などの救助件数は10件増の194件、このうち水難救助件数は6件増の15件だった。
救急件数は、高齢化を背景に今後も数年は増加傾向となる見通しだ。現在、市では救急車8台にくわえ、金目・旭出張所に1台ずつ予備車両を配備している。しかし、救急要請は1日平均ですでに40件を超えていることから、市消防救急課は「なかには急を要さないケースもあるので、本当に救急車を必要としている方のためにも119番の適性利用をお願いします」を呼びかける。
一方、火災件数は19件減の28件。30件を下回ったのは1953年以来、66年ぶり。内訳は建物火災が20件、車両火災が4件、枯れ草や木材の火災が4件だった。
火災件数について市消防署管理担当は、防犯カメラや加熱式たばこの普及による放火やたばこ火災の減少、コンロといったキッチン家電の性能向上などを減少の要因に挙げる。
市予防課によると、市内の住宅用火災警報器の設置率は昨年末時点でおよそ85%。同課担当者は「火災の早期発見にも役立つので、ぜひとも設置を検討していただきたい」と話している。
問い合わせは市消防救急課【電話】0463・21・9729へ。
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