子年を目前にした12月下旬、ネズミの一種・カピバラが平塚大橋付近に現れた。昨年夏から藤沢や茅ヶ崎などで目撃されていた逃走中のカピバラだったとみられる。海を泳いで来たのか、歩いて来たのかは謎だ。ネット上ではいつの間にか「かっぴー」の愛称で呼ばれていた。
野鳥カメラマンの岡根武彦さん(77・高村在住)がカピバラを見たのは28日。花水川で普段通り野鳥を探し歩いていたところ、中州に何やら大型の生き物を発見し、すぐ関係機関に連絡したという。
「のっそり歩いて草を食んだり、眠っていましたね。太っていて体長1m以上はあったはず」。29日も中州を満喫しているようだったが、30日に姿を消した。
そして大晦日、カピバラは約4Km離れた大磯町の民家の軒下にいた。110番通報で大磯署員や町職員、獣医師が現場に向かい、ロープでおりに引きずり込んで捕獲に成功。獣医師の中山和也さん(78)は「力強く大人数人がかりでした」。年明けに飼い主(藤沢市)の元に戻された。
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