県家庭婦人バレーボール大会に出場する「真土」の選手兼監督を務める 本多 清子さん 東真土在住 64歳
「やるっきゃない」
○…神奈川県内では多くの女性たちが「ママさんバレー」の名のもと、仕事や家事と両立しながら厳しい練習を積み、晴れの舞台を目指している。その舞台とは「やまゆり杯」で知られる「第44回県家庭婦人バレーボール大会」(2月29日開幕)。地区大会を優勝し3年連続13度目の出場となる「真土」の選手兼監督としてチームをけん引する。26年ぶりの優勝を目指し「やるっきゃない」を合言葉にここまでやって来た。
○…「身長156cmの私でもプレーできる。誰にでも活躍の場があるんです」と9人制バレーボールの魅力を説明する。真土は15人と小規模ながら、豊富なサインプレーで相手をかく乱しながら地区予選を勝ち上がった。30〜60代と世代は幅広く個性派ぞろい。「月並みですが全員バレーがうちの特徴です」。26年前の初優勝を知るベテランは「次は監督としてあの喜びを味わいます」と力強く誓う。
○…横浜市に生まれた。小学生のころから卓球、ソフトボール、剣道などあらゆるスポーツに親しみ、高校からバレーボールを始めた。卒業後も勤め先の実業団バレーボール部に所属、男子バレー部で活躍していた夫と出会うことに。結婚を機に平塚へと移り住み、2人の子宝にも恵まれた。妻、母親になってもバレー熱は冷めることなく、子育てが一段落した24歳の時、夫が監督を務めていた真土に入った。
○…60代となり引退を意識するようになると、バレーボールが自身の生きがいであることに気が付いた。「頑張るって素晴らしい。仲間って素晴らしい。観ている人にそう感じてもらえるプレーができれば、勝機はきっとあると思います」。持ち味である全員バレーで489チームの頂点へ。視界は良好だ。
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