平塚市役所に、市内で生産された生花を木に見立てて作った「フラワーツリー」が、3月31日から4月3日まで展示された。市と、市内の花き栽培者が加盟する「市園芸協会花き部会」(松木寿永部会長)の共催で実施。色鮮やかな花々が訪問者の目を楽しませた。
高さ約2・5mで、バラやガーベラ、スイートピーなど10種類673本を使用。約80個のプラスチック製のカップに分けて積み上げるようにして仕上げた。1階の受付案内前に設けられ、訪れた市内在住の福田範男さん(78)は「なかなか見事な出来」と感心した様子で見上げていた。
新型コロナウイルスの影響で全国的に花の売れ行きが落ち込んだことなどを受け、市が同部会に呼び掛けて行った。同部会によると毎年3〜4月は市の催しや入学式、卒業式といった学校行事で販売の需要があるが、今年は中止になるケースが相次ぎ、3月の売り上げは前年比2割減という。
松木部会長は「地元で生産されている花を多くの人に知ってもらえたらうれしい」と話す一方、「このご時世、花を見て心をいやしてもらえたら」とも願っていた。
ツリーの制作は、同部会が4年ほど前に作ったのが始まり。市内ではこれまでに「花菜ガーデン」や「あさつゆ広場」に飾られているが、市役所では初だった。
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