新型コロナウイルスの感染拡大をうけ、一人につき一律10万円の特別定額給付が5月をめどに開始される。平塚警察署(春田政之署長)では給付金を狙った特殊詐欺などへの警戒を強め、市民に注意を呼びかけている。
同署生活安全課によると、新型コロナウイルスに関連した特殊詐欺の前兆電話がすでに数件、市内で確認されている。
「コロナウイルス関連で還付金がある。銀行名と口座番号を教えてください」という行政関係者を名乗る者。息子をかたる者からは「マスクを送ってあげるから、お金を振り込んで」といった電話もあったという。
同課担当者は「『営業自粛により早急にお金が必要だから振り込んでほしい』など、先行き不透明な社会情勢と人間の心理につけこんだ詐欺電話は、今後も増加が予想される」と警鐘を鳴らす。同署では、啓発チラシを作成、配布するなどして市民に注意を呼びかけている。
昨年に市内で確認された特殊詐欺の被害額がおよそ6500万円だったのに対し、今年は3月末までに9件およそ480万円が確認されている。
件数は昨年の同時期よりも10件減ったものの、今年は特別定額給付金の振り込みが予定されていることから「卑劣な犯罪から身を守るため最大限の警戒をお願いします」と担当者は話している。
特殊詐欺に関する問い合わせは平塚警察署【電話】0463・31・0110(代表)へ。
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