東海大学大学院に通うモンゴル人留学生のトゥメン・ノミンさん(25)が4日、介護施設「桜ヶ丘ケアセンター」へ手作りマスク約100枚を寄贈した。
トゥメンさんは「日本の優れた土木技術を学びたい」と2014年に来日。公益財団法人ロータリー米山記念奨学会の奨学金制度を利用しながら、建築材料学を学ぶ。
母の体調不良の報せが届いた3月、一時帰国を考えて休学に踏み切った。しかし新型コロナウイルスの影響で足止めされ、アルバイトもなくなり日々の生活に不安を感じた。品薄のマスクを求め、開店前からドラッグストアに並ぶ高齢者を見て「何か協力したい」と考えていた中、平塚西ロータリークラブ関係者を通じて手作りマスクの取り組みを知り、4月に参加した。当初はミシンの扱いがおぼつかなかったが、今では手際よく作れるように。
マスクを受け取った利用者から「大切に使わせていただく」と手紙をもらうなど感謝の声も届いている。トゥメンさんは「社会や地域に貢献できてうれしい」と笑顔を見せた。
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