9日に開催予定だった河内川あじさい祭りが新型コロナウイルス感染拡大防止のため、中止となった。しかし河内川あじさいの会=石井豊会長(73)=が剪定や草刈りを継続し、あじさいはきれいな花を咲かせている。
「祭りができず寂しい」。16年前から毎年、河内川あじさい祭りを開催する同会の石井豊会長は、あじさいを見てそう漏らした。
まつりは中止となったが、あじさいの手入れは続けている。「花が好きで川をきれいにしたい」と話す石井さん。環境美化への思いは途絶えていない。他の会員も個人の裁量で剪定などを行っている。
当時、汚れていた河内川をきれいにしようと旭北地区の美化推進委員会が発足。それがきっかけで市内纒や河内に住むメンバーが集まり、20年前に同会が発足した。石井さんは13年前、3代目会長に就任。旭北公民館前の河内川の河川敷に挿し木で徐々に増やし、今では約1500株が花を咲かせる。下河原橋〜かまくら橋まで続くあじさいの名所になった。
石井さんは「暖冬で今年は咲くのが早い。今がちょうど見ごろ。6月いっぱいは楽しめるのでは。来年こそ祭りを開催したい」と話す。
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