NPO法人暮らし・つながる森里川海(臼井勝之代表)が6月20日、イシックス馬入のお花畑の一角で、チョウをはじめとした生き物が集まる野外博物館「バタフライガーデン」づくりをスタートさせた。
この取り組みは、草だらけで入りにくくなってしまっている花畑を整備し、四季を通してより多くの生き物が棲める環境を作ろうと企画された。在来の多様な植物を植えることで、マメ科の草を食べるシジミチョウ類や、セリ科やスミレ類を好むキアゲハ等の訪れを期待できる。臼井さんは「単一の植物のみだと、生息する生き物の種類も特定されてしまう。それでは多様性は生まれない。うまくいけば、20〜30種のチョウがくる可能性がある」と話す。
雑草とりなど、土壌づくりから始めた初日には、約20人の親子が参加した。子どもたちは草に隠れるバッタや、土の中のカナブンの幼虫を見つけては、興奮したようすで「これは何の虫ですか」と同団体メンバーに尋ねていた。
臼井さんは「自然環境保全の気持ちを遊びながら育むフィールドミュージアムとして将来も継続させたい」とし、同団体の会員でなくても参加できる「馬入水辺の楽校生き物がかり隊」を結成。9月6日にチョウの観察会を予定している。
同団体の活動スケジュールについては、ホームページで確認。
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